中級者

FXトレーディングのレビュー

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タイトル:FXトレーディング

著者名:キャシー・リーエン

出版社:パンローリング

発売日:2007/5/10

レビュー

・中級者から上級者向けに書かれた本です。

この本は、2007年6月に出版された本で、出版されてからすでに10年が経過していますが、中級者以上のトレーダーには参考になる本です。著者は、アメリカのFX会社でストラテジストを務めるキャシー・リーエン氏です。

この本では、勝てるトレードをするためには、為替市場における通貨の値動きと原因について理解することが重要と述べています。そして、ファンダメンタル分析とテクニカル分析の両方をおこなうことが必要と指摘していますが、本のなかでは通貨のファンダメンタル分析に力点が置かれています。

ファンダメンタル分析のひとつとして、貿易収支の分析を挙げています。貿易収支は、国と国との間の輸出と輸入の差額を示しています。輸出よりも輸入が多いと、その国の貿易収支はマイナスであり、輸入よりも輸出が多いとその国の貿易収支はプラスとなります。

貿易赤字は、その国の通貨価値にマイナスの影響を与えるため、その国の通貨は売られ、貿易黒字の国の通貨は買われると指摘しています。まさにアメリカと日本の通貨の関係が、これに該当します。

また、この本では、国による通貨供給量は為替レートの値動きに大きな影響を与えると述べています。国が、通貨供給量を増やす政策を決定すると、マネーサプライが増え、金利が低下します。その結果、相対的に他の国との金利差が拡大するため、金利が下がった国の通貨は売られて、安くなると指摘しています。

そして、この本では主要通貨の特徴についても述べられています。具体的には、アメリカドルについては、世界最大の経済大国の通貨であり、世界中の為替取引における金額の90%以上にドルが関係していると述べています。このため、アメリカドルの存在は為替市場では圧倒的です。

このアメリカドルが、どのような要因で動くのかについては、外国との金利差が重要と述べています。アメリカの金利が低いときには、金利の高い新興国に資金が流出するためドルは売られる傾向があり、アメリカが金利引き上げ政策を推進しているときには世界中からアメリカに資金が集まるため、ドルが買われる傾向があると指摘しています。

この本を読むと、すべての通貨が同じ価値を持つのではなく、アメリカドルの存在感が圧倒的なのだということを理解することができます。したがって、アメリカドルとの通貨ペアが、取引金額が多く、トレンドが発生しやすいのだと思います。

-中級者

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